JA紀南広報誌

2004年12月号p16-01

2004年12月号もくじ

●学経役員連載コラム●  

生活本部長  木村  武

JA事業の利用をお願い  

 去る10月23日、JA紀南の朝来支所で上富田地区の組織大会を開きました。
 上富田は、管内でも最も人口の増加が多く、その内容も若い世代が新居を構えての人口の流入が進むなど、社会的な要因による増加が多い地域となっています。
 現在は、これまでのような地縁、血縁による運命共同体的な地域社会が崩れ、地域が大きく変わりつつあります。この変化にいかに対応していくか、従来から運命共同体的な地域集落を組織基盤に、事業活動を展開してきたJAにとっても大きな課題です。
 特に上富田のように急激に地域の人口構成が変化している地域では、組合員の組織化が遅れ、JA事業の展開も難しくなりつつあります。
 組織もこれからは、目的別組織の色合いがより強くなるだろうと思われます。お互いに同じ目的を持った方々が集まって、その目的の達成のために心を一つにして、組織の運動を展開していくことが求められています。
 協同組合の目的は何か、またJAを支えている組織の目的は、組織の在り方はどうあるべきかが問われているのです。
 上富田の組織大会では、この地域にオークワ上富田店のオープンを控えていることもあり、競争激化の中いま一度、企業と協同組合の在り方の違いを認識し、組合員や地域の方々に協同組合の目的を知っていただき、JAの事業の全利用を呼びかける機会となりました。
 協同組合は組合員の皆さまに事業を利用していただいてこそ、その存在意義があるのです。組合員の事業利用が協同組合の目的です。全利用をお願いしていますが、役職員にとっては、どうしたらより利用していただけるのか、組合員の皆さまがいまJAに何を期待しているのか、常にこのことを念頭に置いて事業を展開せねばなりません。
 また、利用を呼びかけるのですから、JAが組合員の要望に沿った事業を行っているのかという経営陣の自問自答ともなります。地区懇談会でもいろいろな意見をいただきますし、それらをいかに事業に活かしていくかが課題です。
 組織大会では、JAの事業の利用実態や今後の地域対応の方向についてもお知らせしました。今後もJA事業の内容を常に積極的に開示し、皆さまからいろいろな意見をいただく機会をできるだけ多く持っていきたいと考えています。
 それで組合員の皆さまがJAの事業と活動を身近に実感していただくことができ、さまざまな課題を共有できることにより、協同組合の目的達成のための意思統一が図られ、組織が活性化することにつながればと考えています。

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