JA紀南広報誌

2004年11月号p22-03

2004年11月号もくじ

レタスの栽培面積維持へ  

省力化進め二期作を実践  

白浜町・山本孝一さん

画像の説明

 【富田川営農室】白浜町中(とんだ支所管内)の山本孝一さんは数年前から、レタスを同じ圃場に年2回定植し、冬と春先に収穫する二期作に取り組んでいる。現在の作付面積はのべ約1・2㌶だが、作業の省力化を図ってのさらなる増反も視野に入れている。
 レタスが主力の農業経営である山本さんはレタスの二期作にこだわるが、その理由はレタスへの愛着であり、また、紀南産地がレタスにおける野菜供給安定基金の適用を受けるため、面積維持の使命があるからだと言う。
 JA紀南管内では、安定基金の適用を受けるためには、25㌶の作付面積が必要だが、生産者の減少や高齢化が進む中でかろうじて面積を達成しているのが現状。「生産者が一人でも多く二期作に取り組めば面積維持は難しくない」と山本さんは考えている。
 定植前に敷くマルチや防寒用のビニール資材も「1回だけの使用ではもったいない」と、同じ資材を2回使える二期作のメリットを強調する。
 二期作推進に向けては、レタス部会が所有する半自動苗定植機〝ちどりさん〟の活用により作業の効率化を進める。一方では、定植までの土づくりが品質向上のツボととらえており、堆肥の投入も惜しまない。
 10月20日に来襲した台風23号では、管内の多くの圃場で定植したてのレタス苗が、冠水などで壊滅状態になった。しかし「苗を植え直せばレタスはまた育つ。二期作の長期栽培では自然条件との戦いはつきもの」と山本さんは前向きだ。
 高齢化や後継者不足で生産者が減少する中、「レタスでお金が取れる事例を作りたい」と話す山本さん。「四国のある農家は1戸で3㌶を栽培していると聞くし、どのようなやり方をしているのか見に行って、紀南でも可能ならば取り入れたい」と話している。

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