JA紀南広報誌

2004年11月号p21-03

2004年11月号もくじ

「トラブルのない相続」  

東京から行政書士が講演
JAで相続・遺言セミナー  

 JA紀南は10月22日、組合員などを対象に「相続・遺言セミナー」を本所で開き、相続や遺言の基本的な手続きや「争続(そうぞく)の起きない相続の仕方」などについてアドバイスを受けました。
 講師は東京から来た行政書士の山根雄一郎先生で、組合員や地域住民27人の参加がありました。
 山根先生は、相続の対象となる物は「土地や建物の不動産、宝石類や絵画、時計などの動産や、貯金、債権といったプラスの財産のほか、借金などマイナスの財産も含まれます」とし、相続の基本的な流れを説明しました。
 相続を円滑に行うために重要なこととして、山根先生は遺言書の作成の必要性を提案。「相続が発生した際、遺言書があるのと無いのとでは手続きはまったく違ってきます。遺言書が無い場合は、遺産の分割方法や配分額などの話し合いや、遺産分割協議書の作成と、相続人全員の署名、押印が必要になり、思わぬ『争続』にもなりかねません」と述べました。
 また、遺言書で一般的に使われる「自筆証書遺言」と、「公正証書遺言」の違いも解説。「自筆証書遺言は単独で作成でき、費用もいりませんが、記入内容に不備があると無効になったり、家庭裁判所の検認が必要となることがあります。一方、公正証書遺言は、公証人が作成した遺言書に署名と押印をするだけ。2人以上の立ち会いが必要で費用もいりますが、正確に遺言を行うという点でこちらをおすすめします」と話しました。
 このほか、相続額の算出方法や遺産分割協議書の書き方、相続税の計算方法、遺言相続の注意点などの説明もありました。
 講演後は、希望者による個別相談会があり、参加者は山根先生に相続についての細かな疑問点を質問したり、相続税の試算方法などを学んでいました。
 今回のセミナーは参加者から好評だったことから、JAでは今後も組合員さんの希望によりセミナー開催を考えていきます。

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