JA紀南広報誌

2004年11月号p16-03

2004年11月号もくじ

 

 ◆整枝・剪定

 梅の整枝・剪定は、順調に進めば12月は最後の仕上げに移っていると思うが、12月に入ると自発休眠が完了して根が動き出し、花芽も膨らみ始めるため、作業の遅れている園地では年内に終了できるよう計画的に作業を進めよう。
 剪定は、①収量安定と品質を支える樹体形成と活力ある若い結果層の維持②青果収穫作業の軽労働化③樹勢維持のための着果制限(結果枝の間引き・切り返し剪定)等の目的がある。個々の樹勢や樹相をよく観察し、切返しなどの程度を見極めて作業を進めよう。
 また、剪定枝は乾燥すると硬くなり、処分等の作業がしづらくなるため、柔らかいうちに片づける。

 ◆病害虫防除

○カイガラムシ類
 カイガラムシ類の防除では、ふ化抑制などを目的に蕾が膨らむ12月中旬までに石灰硫黄合剤の10~15倍液を散布する。硫黄系の薬剤に弱い「皆平早生」等の雑種系品種には散布しない。また、カイヨウ病防除でICボルドー66Dを使用した園では、2週間以上の間隔をあけて散布する。

 ◆施肥

○年間1回型省力施肥
 施肥作業の省力化を図る例として、梅では年間1回型と礼肥省力型の2例がある。年間1回型肥料の「梅一発」の施用時期は、12月から翌春3月までとなる。
 コーティング肥料の「梅一発」は、地温が上昇しないと成分が溶け出さない特性があるため、施用時期が2カ月程度遅くなっても、生育期間の肥効はほぼ同じだが、施用は12月が標準となる。
 施肥量は「梅一発(180日タイプ)」で10㌃当たり200㌔とするが、結果量が多い木は、調整肥料として4~5月に実肥の施用を忘れないようにする。
(梅の農作業は芳養谷営農室の中平剛史が担当しました)

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional