JA紀南広報誌

2004年10月号p10-00

組織ニュース  

極早生出荷開始を決定  

●みかん部会(9月9日、営農生活本部、24人)
 JAから今年産温州ミカンの生育について、果実肥大は当初から良好、糖度は平年並みかやや低い、酸度は平年より低いなどの全般的な状況を報告した。
 極早生の「宮本早生」と「日南1号」の指定園、一般園の出荷開始日を決定。部会長からは「早採りによる品質のバラツキが心配」と、出荷規格の厳守を求める意見が出された。
 このほか、柑橘産地強化対策事業(案)をJAから説明。助成対象品種を決定するため、次回の部会で品種特性などについての詳しい資料を提示するとした。

管内全体でスモモ推進を  

●生販連協(9月11日、営農生活本部、55人)
 各部会の活動状況や温州ミカン出荷要領をJAから報告。日本農業新聞に「ミカンは大衆商品ではなくなってきた」との記事が載っていたことに関し、ミカンの消費動向を問う質問があった。JAからは果実消費量の低下とともに、さらに味重視の消費者指向が進んでいると説明、産地に対して糖度向上対策が求められていることを伝えた。
 高品質ミカン生産のためのフィガロン乳剤散布について、その効果や使用方法、使用後の栽培管理などのポイントをまとめた資料作成を求める意見があった。
 また、近年減少傾向にあるスモモについて、管内全体での導入推進と指導体制確立を促す要望があった。

平成16 年産温州ミカン9月の極早生スタート「日南」は価格をキープ  

 JA紀南は平成16年産温州ミカンのスタートとして、極早生の「宮本早生」は11日指定園荷受開始の14日初売り、「日南1号」は14日指定園荷受開始の17日初売りでのスタートとなった。
 今年産の管内の温州ミカンは、夏場の少雨の影響で全体的に昨年よりも糖度が高く、酸引けも順調で、「宮本」「日南」とも昨年よりも早い販売開始となった。
 「宮本」の初売市場価格は、10㌔秀のL級で4100円(税込み)、M級が3800円。「日南」はL級4700円、M級が4000円。「宮本」が日を追うごとに値を下げたのに対し、「日南」は9月中、秀~並の平均で2700円前後の価格を保った。
 総合選果場の糖酸度データを見ても、平均糖度が、「宮本」は8・4~8・9%と目標の「9月9%」には届かなかったが、「日南」は8・9~9・4%とほぼ目標をクリアした。
 全体的な価格は、相次ぐ台風襲来の影響で、他産地から際だった品質のミカンが出なかったことや、不作傾向で、販売部は「紀南産はまずまずの値段で推移した」との見方をしている。
 今年産の温州ミカンは当初から早生を中心に不作傾向と言われながら、春先は全体的に着花が良好だった。しかし、5月中旬の高温と日照不足で生理落果が多く、さらに台風の影響で風当たりの強い園地では傷果が見られている。
 JAでは、昨年までは出荷前に1回の糖酸度検査を行ってきたが、今年は生産者が早期に果実内容を把握しJAも個別指導できるようにと、7月下旬、8月下旬、出荷前の3回に分けて一斉分析を行ってきた。
 管内200㌶を目標に推進しているマルチ被覆は約50%の達成率にとどまり、不作年の被覆方法について課題が残された。
 10月上旬からは「上野早生」や「ゆら早生」が始まり、10月中旬の早生へと続く。管内の8月20日時点での生産量は、極早生が4388㌧(前年比95%)、早生は9234㌧(同66%)を予想している。

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional