JA紀南広報誌

2004年10月号p03-01

組合長・専務連載
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代表理事 専務
久保 英資


〝再現〟「蟻の熊野詣」

再現〟「蟻の熊野詣」

 7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されました。やはり「世界遺産として登録」されるということはすごいことです。
 マスコミの特別企画などで世界遺産のことが日々報道され、旅行会社の「歩く旅」などの企画が多くあってのことでしょうが、「熊野古道」を訪れる方々は、日を追うごとに多くなっています。
 いにしえの「蟻の熊野詣」の再現です。

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当然のことのように、これを機に地域の活性化がはかれないか、農産物の販売促進ができないか、などの声が多く出てきました。
 内部でもこうした「世界遺産対応」のアイデア募集(職員)や総合的な企画を検討しています。
 ここでも、訪れる人々に物産販売という、近欲的な意見が多いのも、冷え込んだ地域の活性化、という視点からは当然のことかもわかりません。
 しかし、信仰の道、祈りの道として一千年余の時を経て、いま世界の遺産として登録されたという歴史の重みを感じますとき、どんなかかわり方ができるのか、腰を据えた対応となりましょう。
 職員間ではいま「紀伊山地の霊場」のこと、「熊野古道」のことについての勉強会や、清掃を兼ね古道を歩く企画ができています。
 そう、先人たちから引き継がれたこの世界の財産、祈りの熊野をどう保全し、どうかかわってゆくか。いろいろの課題の勉強が必要です。
 訪れた方々への「おもてなし」をどうするか。永く熊野のファンになっていただくために! 何度も何度も足を運んでいただくために!
 地域あげての勉強でしょう。
 これからは世界の方々がこの紀南を訪れます。

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 いやされる、この地の、恵み

 販売部は今年の事業計画に、「紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産登録される機会ととらえて、販売資材への印字など、産地PRにつとめます」としており、出荷ダンボールの印字を検討してきました。
 そして、第一回の今回は、「紀伊山地の霊場と参詣道」のシンボルマークと、『いやされる、この地の、恵み』というキャッチコピー(広告文字)を印字しました。
 JA紀南管内は、熊野の霊場がわが農場であり、梅畑が熊野の霊場という、かけがえのない地域なのです。
 熊野は昔から、いやされる、みたされる、よみがえるところとして、多くの天皇方から一般大衆が、険しい山坂を難行苦行しながら、修行の道として通った詣道なのです。
 出荷ダンボールでは、この地(熊野)ならではの、天与の恵み(産物)が、食べた方々の心を癒し、よみがえって下さいという願いをこめています。
 もちろん「安全・安心」を基本に自然・環境に気を配り、心をこめて作った農産物ですから、この産地の想いは食べる方々の心にきっと伝わる、と信じてのキャッチコピーなのです。

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