JA紀南広報誌

2003.4.17

ウメ  

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 梅は果実も大きくなり収穫を間近にひかえた管理の最終段階となる。除草やネット敷きの準備に忙しいが、防除にも注意してあたろう。梅は健康食品として消費者の信頼を得るため安全防除と防除履歴報告書を記帳し提出していただく。

◆病害虫防除
○黒星病・すす斑症
 「南高」の青果出荷園では、5月上旬にストロビードライフロアブル2000倍(7日前まで・3回以内)で防除する。薬斑は残りにくいが、少し茶色く付着する場合があるため散布には十分注意する。
 「南高」の拾い園では、5月中旬にオーソサイド水和剤800倍(14日前まで・5回以内)、またはストロビードライフロアブル2000倍(7日前まで・3回以内)で防除する。オーソサイド水和剤は薬斑が残りやすいため、青果出荷園での使用は避ける。また、高温多雨時に使用すると薬害が発生しやすいため注意する。
 すす斑症は、5月下旬から6月上旬にかけての高温多雨の条件で発生しやすい。南高の拾い園では、状況によって5月下旬の防除が必要なこともあるが、このような場合は収穫開始予定日から逆算し少

表1 ミカンの薬剤摘果試験結果(JA紀南柑橘班・県農)
調 査 年薬剤摘果区無処理区
平成13年散 布 前着 果 数1,028 1,338 6月8日着 果 数14 182
平成14年着 花 数1,031 46 6月19日着 果 数158 15
調査地区:田辺市三栖の早生ミカン園 調査:各区1樹4カ所×2樹
*同一樹を2年継続して調査 *薬剤はフィガロン乳剤+アタックオイルし余裕をもって安全防除を行う。
○ウメシロカイガラムシ
 4月下旬から5月上旬はウメシロカイガラムシの第一回幼虫発生期である。ダイダイ色の幼虫発生のピークにスプラサイド乳剤1500倍(14日前まで・2回以内)で防除する。近年幼虫の発生期が早くなっているため、暖かい地帯では早めに発生確認を行う。また、高温時に薬害が発生しやすく、小梅、「古城」など収穫が間近に迫っている品種では、薬斑や収穫前日数などで防除できない場合があるため注意する。

◆実肥(第2回目)
 5月は枝葉の成長、果実肥大など、1年で最も生育旺盛な時期だ。結実量と樹勢を見ながら梅実肥408を10㌃当たり60~80㌔施用する。
(梅の農作業は芳養谷営農室・中平剛史が担当しました)

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