JA紀南広報誌

2003年8月号p4-02

梅生育障害の原因究明に向け  

現地試験の進捗状況などを報告
田辺うめ対策協議会で会議


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 梅生育障害の原因究明と対策に取り組む田辺うめ対策協議会(会長=虎伏章JA紀南組合長)は7月25日、JA紀南本所営農生活本部ふれあいセンターに栽培部会と大気・環境部会、JA、県・市関係者ら66人を集めて全体会議を開いた。
 同協議会は、田辺市を中心に被害が広がってきた梅生育障害(梅生育不良)の原因究明と対策に向け、行政、JA、生産者で組織している。
 平成14年7月時点での梅生育障害の累計発症本数は約10万7282本(田辺市内の集計)。新規発症は年々、減少傾向だが、依然明確な原因は不明のままだ。
 この日の会議では、大気・環境、栽培の両部会、JA紀南、県が平成14年までの現地試験の進捗状況と今後の課題を報告した。
 県農林水産部果樹園芸課担当者は降下ばい塵の成分分析結果を説明。「県下14カ所のばい塵の量は、季節変動が多いものの、総量に大きな差はなく、梅主産地だけに特異的な含有量や成分比を示す元素は認められなかった」と解説した。
 暖地園芸センターは、取り組んできた梅の園地を活性化させるための技術開発や、DNA検定による有用形質探索と優良系統の選抜、梅の生理機能物質探索の試験を今年も引き続いて精力的に行う方針を伝えた。
 このほか、南部川村東本庄に15年度完成予定の「うめ研究所(仮称)」の設置で県の説明があり、梅生育障害の原因究明や梅の高位安定生産技術の開発に向けて取り組みを強化していくとの意向が示された。

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