JA紀南広報誌

2003年6月号p011-01

JA改革に青年の意見をこのたび全青協会長就任  

画像の説明
画像の説明
画像の説明

JA紀南青年部 原拓生
このたび5月22日のJA全青協(全国農協青年組織協議会)の総会を経て、平成15年度の全青協会長に就任いたしました。
 JA青年部は、昨今の農業情勢の変革期にあたり、農村地域のリーダーとしての役割を強く求められています。農産物の価格低下、食の安全性確保、WTO交渉やJA改革など、青年部員が自らの課題として取り組まなければならない問題が多くあります。
 私も全青協の会長として、また農業の現場でがんばる担い手の代表として、行政やJAグループ、消費者、国際機関に対して、盟友たちの声を集約してしっかりと提言していきたいと思っています。
 全国組織であるJA全青協はさらに、提言活動だけではなく、JAの経営にも参画しており、全青協の代表を全農や家の光協会、日本農業新聞の役員として送り出しています。
 私たちのJA紀南でも4月の合併と同時に青年代表理事が2名誕生し、現場の声を生かしてJA運営に参画していくことになりました。私も今年一年は日本農業新聞の取締役としてその経営に参画します。
 今後、JA改革に向けて、青年部の意見をどんどん出していくことがより一層大切になってくるでしょう。その他にも、全中の各種本部委員会にも出席して、現場の思いを組織に生かせるようがんばっていきたいと思っています。
 今年の課題としてまず重要視されるのが、WTO農業交渉への対応です。WTOは国際的な貿易ルールを確立する機関ですが、そこでは各国が自由貿易拡大に向けた交渉が続けられています。中でも農業交渉については各国間の利害が激しくぶつかり合い、厳しい対立が続いています。
 大幅で一律な自由化を進めたいアメリカなどの輸出国グループと、農業の多面的機能に配慮した、節度ある貿易ルール確立を求める日本やEU諸国が対立しています。
 日本にとってこれ以上の輸入拡大は、国内農業の崩壊につながるだけでなく、地域崩壊や農村文化の消滅への道を意味します。農業の多面的機能、多様な農業の共存をうたう日本提案の実現に向け、国民合意のさらなる醸成、国際的な連携強化が図れるよう活動したいと思っています。
 6月10日から15日にかけてフランスのパリで「世界青年農業者大会」が開かれます。日本は大会の副議長国として参加しますが、私も青年農業者の一員として出席することになっています。
 世界30か国以上の参加により世界における食料・農業の問題を議論する大会であり、最終日には共同宣言を出すことになっています。開催国フランスなどと共闘しながら、世界の多様な農業が共存できるよう日本の立場を説明してきたいと思います。
(全国農協青年組織協議会会長・Eメールアドレス=hara@cypress.ne.jp

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional