JA紀南広報誌

2003年6月号p008-02

管内生産量は1万9千㌧  

JA紀南で青梅出荷開始
5月14日初売りの小梅から


画像の説明

 JA紀南は5月中旬から小梅、「古城」と今年産青梅の市場販売に入った。今年の梅は4月当初、平年に比べ1~2割減の作柄とみていたが、天候不順等で予想量を下方修正し、梅トータルで1万9千㌧とした。5月31日に接近した台風4号の梅落果被害は230㌧と集計。市場価格は計画出荷量を下回っていることから、昨年、一昨年より高単価で推移している。

「南高」は前年比 72%に
台風4号被害は1・4%

 JA紀南では今年4月23に調査、発表した管内の梅生産予想量を、その後1カ月余りの間に1割前後下方修正した。4月下旬以降の曇天と日照不足等により生理落果が5月に入ってもダラダラと続き、夜間の気温が低く果実の肥大が鈍ったことが要因とみている。
 4月に田辺・西牟婁地区が合併した新JA管内の梅栽培面積は1834㌶。最新5月31日現在の生産予想量は、当初より1800㌧下げ1万9098㌧(前年比73%、平年比81%)となっている。
 内訳は小梅1109㌧(前年比81%)、古城1290㌧(同75%)、南高1万5814㌧(同72%)、雑梅885㌧(同80%)。特に全体の8割を占める「南高」は、受粉条件の悪い高所や北向きの園地で結実の悪さが目立っている。
 また38年ぶりに日本列島に5月上陸となった台風4号の風雨の影響は、梅の落果被害で1・4%の減収にとどまった。JA紀南では落果果実にジュース加工仕向けのルートを開いて荷受け対応した。未収穫の果実でも風ズレ等による傷果実が増えるとみている。

「事前企画も、物が無い」
市場から出荷要望相次ぐ

 JA紀南の青梅の先陣を切る小梅は5月14日から選果場で荷受けを始め、15日に初市場出荷、「古城」は19日に荷受け開始、20日に初出荷となった。双方とも序盤から量が伸びず、5月中の荷受量は前年同月比で5~6割にとどまった。
 青梅販売協議会で市場に示した産地の出荷計画量の確保が難しく、市場からは青梅の出荷要望が相次ぎ、販売担当者が各市場への分荷に苦労する姿があった。
 デフレ不況などによって一昨年に急落した青梅価格も、今年は主産地の入荷減により高価格の傾向。量販店にとっては「事前の企画で売場を準備しているのにシーズンに入って荷物が無い」という本音がみえる。
 6月2日からは主力「南高」の荷受けが始まり、4日に初売り、10日頃に市場出荷のピークを迎える。同時に紀南管内は、7月上旬にかけての梅干しの漬け込みが最盛期となる。

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