JA紀南広報誌

2003年5月号p26-01

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風情のあるセピア色
板に描く〝焦がし絵〟


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 宮本秋子さんは趣味として〝焦がし絵〟を習っている。板の表面を電熱線のような器具で焦がしながら人物や風景などを描くもので、セピア色の焦げ具合が風情ある雰囲気を醸し出している。
 宮本さんが焦がし絵を始めたのは約1年前。もともと絵を描くのが好きで、以前焦がし絵の展示会で作品を見るやいなや「ぜひやってみたい」と気に入った。現在は毎月2回、地元の友人と教室を楽しんでいる。
 描きたいイラストや絵をカーボン紙で板に複写し、電熱線で絵をなぞるように少しずつ焦がしていく。その際、立体感や質感を表現するため、色の濃淡をつけるのがポイントだ。油断すると真っ黒に焦げてしまう。
 細かな手作業は集中力を要するが、完成時の感慨はひとしおとのこと。材料費がほとんどかからないのも、趣味として長く楽しめる要素のひとつだ。
 宮本さんの部屋には、1年間手がけてきた作品がズラリと並び、モチーフも花や鳥、風景に人物など多種多様だ。「今やっているのは色紙サイズなので、今後はもっと大きな作品に挑戦したいです」と意気込む。
 今年2月には友人らとともに地元の作品展に焦がし絵を出展し、来場者の目をひいた。宮本さんは「イラストではなく、自分が描いた絵で焦がし絵を描くのが当面の目標です」と話している。

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