JA紀南広報誌

2003年5月号p17-01

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【第1回】

   情報ネットを構築し   
   新JAにパワーを!   




インターネット利用者は全国で7千万人

 皆さんは合併した新JAの変化が少しは見えてきましたか? 私は旧JA紀南の月刊広報誌「KINAN」で、ITと農業を絡め、情報がどれだけこれからの農業に、組織運営にとって大事かを3年間に渡って執筆してきました。そして今回から新たに『インターネットアリーナ』の連載スタートです。皆さんよろしくお願いします。
 ここで少し自己紹介です。私は田辺市の上秋津の農家です。12年前に12年間勤めた会社を退職して就農した後、JA紀南の青年部パソコン班のお世話になり、パソコンや情報を農業に活かそうとの活動や研究をしてきました。そんな中、県内や全国の仲間でネットワークを築き、特に1995年からはインターネットの農業利用の研究を開始しました。今ではそれが実現に至り、組織そして個人レベルでインターネットが有効活用されています。
 旧JA紀南の広報誌でインターネット連載を始めた2000年当時は、インターネット利用人口は全国で2千万人程度でしたが今はどうでしょう。インターネットの普及も平成14年度末の総務省調べでは利用者数6942万人、人口普及率は54.5%に達し、インターネットを利用しない人の方が少なくなってきました。

EメールによるJAの情報配信を早急に!

 皆さんにお聞きしますが、合併前のJAでは情報はどんな手段で流れてきていましたか? 私たちの旧JA紀南では、NTTのオフトーク通信システムを利用しています。情報が地域情報(町内会連絡や田辺市緊急放送等)と営農情報(JA紀南本所と各支所単位)の2つに分類され、全体放送・支所別放送のかたちで、宅内に設置した端末機から音声により1日に3回放送されています。
 ただ、インターネットの普及とともに、現在では音声放送に加え、試験的運用ですが、希望者には放送原稿をEメールでも配信しています。Eメールによる情報配信は、経済性にも優れ、また情報が文字により正確に伝わる、時間的な制約が無いといったメリットがあります。
 ですから、広域になった新JAでも、管内組合員間の情報格差が広がるのを防ぐためにも、インターネットを使ったEメールによる情報伝達システムを早急に構築しなければならないと思います。
 このような情報伝達システムが新JAで本当に安価に実現するのかと思われるでしょうが実現は可能です。現在のJA紀南の本所にはこのシステムの元になるインターネットサーバーが3年前から稼働しており、旧JA紀南ではすでにそれが運用されているからです。
 「まだまだインターネットの敷居は高い」と思うのは大間違いで、この頃よくテレビCMされているNTTの『Lモード』を新JAの組合員が利用すれば情報伝達は即OK。Lモード機能の付いた電話器が家庭の情報端末機となり簡単にEメールを利用できるのです。
 「そんな面倒な機械を使うより昔みたいな有線放送の方が楽」という方もいると思います。農業に役立つ情報である天気予報ひとつをとっても、皆さんはどうして調べますか? 電話の177で聞きますか、ラジオですか、テレビでしょうか。しかし、インターネットを接続した家庭では、最新の予報はインターネットで得ています。それは市町村別にきめ細かな天気の最新予報が24時間得られるからです。情報量や時間的制限のないインターネット利用が便利であることが当然の時代なのです。

眠っていた情報をITで引き出したい

 組合員の情報量は連帯感の向上につながり、連帯感の向上は組織のパワーにつながります。新JAのパワーを引き出すためには、組合員の情報共有を密にして、組合員間の情報格差をできる限り解消し、組合員の力をJAに結集させなければなりません。広域化した私たちのJAには、今まで活かされていなかった情報が山のように眠っていると思いますので、それをIT活用によって引き出すことが可能になるのです。
 もっと農業に情報を! もっと頑固にJAと組合員を結び合い、JA紀南にパワーをつけましょう! 新JAのスタート時にJAと組合員を結ぶ情報ネットワークの構築されていない管内は早急に実現しましょう! 明日からでも情報伝達システムの運用は可能です! これからもずっと情報量=パワーなのです。皆さんのご意見を下記Eメールアドレスでお待ちしています。

〈木村則夫さんEメールアドレス〉
info@kimura-e.com
   〈緑の果樹園の中の小さなホームページ〉
    http://www.kimura-e.com

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